佐賀についてもう少し。
金立山という山に興味を持った理由は、鬼塚さんのSNS発信による興味が一番ということは昨日のブログでも書きました。UTMF 2019で7位入賞、日本人2位という好成績を収めた理由はこの山のおかげといっても過言ではない、というほどの金立山。
そして、もう一つ理由がありました。それが『金立水曜登山会』という集まりがあることを知っていたからです。
私の師匠である鹿屋体育大学の山本教授の研究で、その会の名前を知っていました。
上記の参照元はこちら
新聞にも取り上げられています👇
3〜3.5時間かけて登る山を毎週登る山というのはどのようなものなのか、とても気になりました。毎週となると飽きてしまうものじゃないのか、毎週集まれる山というのはどのようなトレイルなのか、ましては鬼塚さんはこの山を1度に何回も往復する『おかわり』トレランをしているという、どんな山かとても興味を持ちました。
山本教授による研究では、この山を登ることで得られる効果は下記の通りでした。
このアンケート調査は同様の形で、山のトラブルの発生率と普段のトレーニング強度(階段登り下り、ウォーキング、サイクリング、水泳など)との関係性も検討されており、両者の関係性は低い、という結果も出ています。
*訂正 ランニングや筋トレでは一部トラブル防止の効果が見られる。
山本先生の見解としては、トラブルをいかに減らすかは、普段のトレーニングよりも、毎週1回という登山頻度の重要性(最低でも月2回)、それに加えて、月に2,000mほどの累積標高を稼ぐことの重要性を訴えています。
実際に登ってみると、駐車場からすぐトレイルに入れるコースな上、想像以上に多くのコースがありました。
そしてなかなかハードな上りでした。ウォーミングアップなしにはすぐに息が上がってしまうような上りです。正月休み明けの私は何度も一旦歩いていいですか、と弱音を吐きました。笑
そして、いい意味で予想を裏切るトレイルの豊富さでした。これだけ雰囲気が変われば毎週登っても飽きずに、私たちトレイルランナーにとっては一度に何度も違うコースを使って頂上まで登ることができるなと感じました。
比較的トレイルは整っていますが、踏み固まっているトレイルもあり、落ち葉のフカフカトレイルもあり、川が流れて石の上を渡るトレイルもあり、いろんな表情を見せてくれました。
トレイルランナーもこの累積標高の重要性はいろんな方が言われています。例えば、トレイルランニングの第一人者である鏑木さんは、月間走行距離の3%の累積標高が強くなる秘訣、と言われています。また、STRAVAのデータ調査では、UTMF2018年優勝のディランは、UTMFの2〜5週間前の1月の走行距離は590km、累積標高は21,200m弱と出しています(比率にすると3.6%)。この辺りもう少し深く調査したいな、と思います。
この日の夜は、鬼塚さんのお嫁さんである里実さんが、手作り料理をたくさん用意してくれました。普段からアスリートの旦那さんの料理を作っている分かなり食材には拘ったものを出してくれました。写真撮り忘れてしまって残念ですが・・・肉中心の料理から野菜中心に変えている私にとってはかなり勉強になるメニューでした。
同じチームだと、男女関係なくウエアやトレーニング、今後の抱負など、なんでも話せます。今回はプライベートで3人が揃うのは初めてだったので、時間の許す限り話しました。鬼塚さんもだけど熊本出身の森本さん共に九州人はお酒が強い。笑
いい感じにみんなで楽しくなっていると、まさかのオマーン完走祝いまでしてくれました・・・涙
翌日は予定通りの時間から走り出し、佐賀の有名な1954 KUSUKUSUというパン屋さんへ行きました。
ここの食パンがとっっっっっても美味しくて感動。パンが大好きな私にとって、もう堪らない美味しさと、買うとサービスしてくれる珈琲がとても美味しかったです。
最後に、文化・交通・学問の神様が祀られている佐嘉神社と、開運・勝利・招福の神様が祀られている松原神社へお参りに行きました。今年1年が怪我なく、無事に走り終えれますように、と。
前日には佐賀の老舗のアウトドアショップにも行けたし、走って、飲んで、遊んでたくさん満足させていただきました。
あっという間の佐賀トリップでしたが、新年早々チームメイトと熱い話ができ、かなりモチベーションがあがる時間を過ごせませした。身体にも刺激たっぷり入ったので、1月も怪我なく身体を作っていきたいと思います。
今年もTNF teamの応援よろしくお願いします!
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女性アスリートとして、山の運動生理学についてなど、トレイルランニングを通して得た情報を発信していますので、よかったら下の画像をクリックして応援してください♩