キミノの大冒険

トレイルランニングによって感じたことを綴っていきます♩

UTMFをキッカケにスポーツについて考えさせられたこと

100マイルって未知の世界

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これまで私が走ったことのある距離はAndorra Ultra Trail2017のMitic112km。今回目標としたUTMFの距離は168km。120㎞以上は別世界だ、という話を100マイラーの先輩方から何度も言われたことがある。

100マイルにはじめて挑戦したのは2016年秋のUTMFに向けて。だが、トレーニングをうまく組み立てられず、夏に故障。その故障が長引き止む無くDNS。痛みがひどい時は、駅のホームを誰よりもゆっくり歩いた。東京は大変だ。人の流れが早いから、後ろから押されることは多々。満員電車から降りるときは恐怖で仕方ない。さらに人前で働く仕事のため、痛いそぶりを出せない。夜は、寝返りも出来ないくらいの激痛、一時は腕が上がらない。故障によるカラダの異変は全身に広がった。

 

痛みを我慢しながらは走らないf:id:k1m1n0:20180525101608j:plain

365日。どんな時でも走っていた学生時代では、走ることが『好きなこと』から『義務』になってしまった。一度は走ることを辞めたが、社会人となり、また走りだした時に決めたルールが『痛みを我慢しながらは走らない』。多少の痛みは走るが、痛みを騙してまで走ることは辞めた。笑顔で走れるか、が自分の中のバロメータ。 

ただ、この時(UTMF2016 )は焦っていた。レース2週間前になっても痛みが一向に減らない。それどころかひどくなる。歩いても痛いなら走ってしまえ、と痛くならない走りを探して、闇雲にカラダを動かした。どうしても、100マイルに挑戦してみたい気持ちが強すぎた。それが結局カラダもココロもバランスを崩し、走れなくなった。学生時代にも同じ経験をしていたが、その時となんら変わりないことを繰り返してしまった。

 

焦りから始まったカラダのゆがみ

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この反省を生かし、2017年は100kmを3度チャレンジすることにした。5月のAso Round Trail、7月のAnddora、11月のFun Trails Round(途中で大会中止)。翌年の100マイルに向けて、カラダを長時間動かすのに慣れるため。

目的通りにはできたが、故障の影響は想像以上に大きく、前のような走りは出来なくなっていた。スピードを上げると痛みが出てきだし、走っていてもカラダが重い。気づけば、2015年のSTYで優勝した時よりも体重は7㎏も増えていた。呼吸は上がらないし、スピードは出せないし、楽しく走り出したのに途中ですぐに嫌になる。動きが悪くて、走っていても楽しくない、むしろ辛い。レース中にも『楽しんでる?』って聞かれることが多いほど、正直だから顔にすぐ出てた。笑 

 

教えることで教わったトレイルランの楽しさ

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暴飲暴食。この時はかなり逃げていた。自分にはトレラン向いていないのかな、UTMFは自分のためになるのか、考えれば考えるほど走るのが嫌になった。学生時代も結果を出せず、皆が寝てる時間になると隠していたお菓子をむさぼるなど、過食症ぽくなった経験もある。

社会人になっても変わらず、負のスパイラルから抜け出せないこの頃、Run+Trailでの連載が決まった。フルマラソンを初めて完走した女性ランナーに、今度はトレイルランニングを教えていくストーリー。お相手は、仕事もよく一緒に行っている、NEUTRALWORKS.のプレス浅川夏帆さん。人に教えるのはまだ初心者な私にとって、不安だったココロとは裏腹に、ひとつひとつに喜んでくれる彼女の笑顔を見て、走る楽しさを思い出してきた。

 

スポーツが人生の香りづけとなるf:id:k1m1n0:20180525113434j:plain

今回UTMFをサポートしてくれたメンバーは、仕事をより輝かせるためのエッセンスとしてスポーツを取り入れていた。スポーツ中心の人生から、スポーツが『香りづけ』となる関わり方は新鮮だった。学生時代の部活動とは違う、社会人で行うスポーツとの関わり方。もちろん、スポンサーを受けているアスリートとして、勝負する心は忘れない。ただ、逆のパターンもあることを身をもって感じられた。

走れなくなった時、同時に仕事もプライベートもうまく回らないことが多かったが、1つがダメな時、もう一方を頑張ることで、良い方に引き寄せられる、そんな出来事が増えていった。スポーツは勝つもの、そんな風にしか考えられなかった私にとって、スポーツへのハードルが下がったことで、少しずつ殻が破けてきた。

 

同世代で組んだUTMF2018

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今回のUTMF2018のサポートチームは、決してサポートに慣れているわけではなく、むしろほぼ初めてだが、私のモチベーターとなる4名にお願いをした。同い年で、全力で働きつつ隙間時間にランニングや登山、ゴルフにヨガなど種目を問わず『スポーツ』を楽しむ2人。2つ年上で、仕事とスポーツの両立をさせ、ベストタイムを狙ってトレーニングに励み、本業の傍ら地元をランニングを通して盛り上げる活動をしている2人。生涯スポーツ、競技スポーツ、それぞれの楽しさを感じさせてくれるメンバーは、仕事とアスリートの両方を頑張りたい私の、心強いモチベーターだ。

4人体制というかなりVIP体制だが、4人全員が居てくれたから、はじめての100マイルを自分なりに走りきれたと思う。そんな話は次回に。