キミノの大冒険

トレイルランニングによって感じたことを綴っていきます♩

UTMF2018報告会:トレイルレースの自己分析法

www.mtsn.jp

6月11日MtSN主催のUTMF2018女子トップ選手報告会にて、ゲストスピーカーの1人としてお話させてもらいました。

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私は、初めての100マイルを8位でゴールしたそのレース内容を、客観的に分析し、そのデータをもとに今後どのように100マイルを攻略していくか、について。

 

私がトレイルランをする一つの理由が研究を続けたいから、というのがあります。大学院時代に行っていた登山の研究をもとに、走るなら研究も一緒!と自分のカラダを使って、レース中の心拍数やトレーニング状況についてなどのデータを取ってきました。ちなみに、STY2015で優勝した結果は友人が論文化してくれています。思い返せば、トレイルランで初めて受けた取材も今思えばMtSNさんであり、その時で公言した『トレイルランで研究を』の記事が今からちょうど3年前の6月にアップしていただいたことに気づきました。そして今回、はじめて表舞台で自分の分析したデータを使って発表できる機会をいただき、とてもとても感謝しています。

 

 

そして今回のテーマはこちら。f:id:k1m1n0:20180612193128j:plain

今回は報告会、といっても講習会の雰囲気も混ぜた形式にて行ったため(わたしは学会発表みたいになってしまったが・・・)、普段私がレースに出たときに行う分析法について、エクセルを使って簡単に行える内容を紹介させていただきました。

 

というのも、トレイルレースは、山の形態・気象条件・出場者のレベルに左右されやすく、順位やタイムでは判断しにくく主観的な評価をしやすい、そして周りからも主観的な評価をされやすい、というのが、ネックなところです。今回わたしの8位という結果も『8位おめでとう!』『はじめてでトップ10・サブ30はすごいよ』というお言葉をいただいたものの、、、果たしてどうだったの?というのが正直なところでした。なので次に生かすためにも、数字をもとに客観的に分析をしています。

 

とは言っても、特別な測定機器を付けたわけではなく、走れば誰もが持っているデータ①タイム②距離③累積標高の3つを使って分析を行いました。3つの指標をもとに下のようなグラフを作成すれば、レースを客観的に分析をすることができます。

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眠気でペースダウンをした3区間も最低限の走りは出来ていたこと、120㎞超えてうまくギアチェンジできた、と思っていたが、長くは続いてなかったという事実。などなど。グラフから主観的な反省と客観的なデータをすり合わせることで、レースを振り返りました。

さらにトップ選手との比較を行うことで、自分には今何が足りないのか、今必要なトレーニングは何か、というのが導き出されます。

 

なにが面白いの?って思う人も多いだろうけど、、、ロードランと違って指導者がまだ少ない今のトレイルランの世界では、自分で自分を見れないと目標達成ができないと思います。データ化すれば、言い訳ができない、自分に正直になれる。逆に仮説通りにいけば自分を褒めてあげることもできる。自分を第三者の目で冷静に分析すると、納得できるのです。それが私が研究を好きな理由。ちょっと人とはずれているかしれないけれど。笑

 

私はトレイルランはロードランよりも走る幅が広がり、人と競る、タイムに迫られることのない開放感が虜になった理由だと思います。一方で、トレイルランは登山と違って自分を評価できるスポーツだと思っています。でもまだ、評価する基準がないので、安全面も不安がる人も多いともいます。

 

なので、私のトレイルランの研究では『より安全に、より早く、より遠くへ』をテーマにこれからも自分のカラダをベースに様々なデータを取って、多くの人に研究の面白さを伝えられたらな、と思います。

 

まずは第一歩。公言してから3年も経ってしまいましたが、はじめの第一歩は私にとって大きな大きな価値のある一歩となりました。この会を開いてくれた企画運営のリツコさんに感謝します。そして協力してくれたMtSNの皆さま、本当にありがとうございました。

 

また、今回は私だけでなく、トレーナーとしての働く傍ら、4度目のUTMF100マイルチャレンジで見事初の表彰台をゲットした星野由香理さんの報告と(UTMF2018:4位)と、元実業団であり治療家の初めての100マイルに向けたピーキングについて矢田夕子さん(UTMF2018:9位)が報告してくれています。

 

友達でありライバルのお二人と楽しくワイワイ報告させてもらいました。その内容はまた後日公式にアップされるようですのでお楽しみに!

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