昨日は痛みがあるから走らず筋トレ!と思って息上がるほどのサーキットをしたら筋肉痛の朝を迎え、こんなんで大丈夫か・・・と弱気になったキミノです。笑
週末のレースは台風が心配になってきましたが、私にできることは、天気予報との睨めっこでもなく、神頼みでもなく、ひたすら準備。どうなっても受けいれられるギアと身体と心の。
そう言えば、2016年のUTMFは雨でコースの大幅短縮。100マイルレースが、スタート直前に50㎞のスピードレースになったとアナウンスがあった瞬間に、ある選手は ”流し” をし始めたとか。
本当に強い人というのは『切り替えが早い』人のことを言うのだと思います。
2016年のUTMFは、私は怪我のためDNS。そして社長であり、大会名誉実行委員長の三浦雄一郎のお付きとして帯同していたので、会場の裏でこの話を聞きました。この発表の後に、三浦雄一郎が登壇し挨拶を述べました。
会場は騒然としていて、どれだけの人に伝わったのか分かりませんが、今でも私の心に強く残っています。先生はその時このように述べていました。
自然とのスポーツは安全が第一であり
自分も多くの撤退を経験したが
それは同時に、次なる挑戦に繋がるものである。
当時の話は、インスタグラムにも書いてました☟
多くの撤退が次なる挑戦に繋がる。
撤退をすぐに受け入れらる、それがどれだけ強い人であるかは身をもって感じています。私はこれまで、レースに出られない、途中でケガして辞める、ということを何度も経験しましたが、そのたびに落ち込む日々。
切り替えろ!と言われてもそんなに直ぐにできるものではないと思います。
でも、なぜその切り替えができるのか、と考えた時思い浮かぶのは、三浦雄一郎先生の行動です。
今年の1月三浦雄一郎先生はアコンカグアからドクターストップで下山を余儀なくされました。当時の日本は夜中から早朝にかけてであり、その知らせを受けた私はとてつもなく動揺しました。
しかし、下山中にすでに次の挑戦の話をしている、と。もうすでに町に降りてお酒を飲んでいると。笑
今回の挑戦も次なる挑戦の通過点であり、終わりではない。今の現状が分かったから、今後何すべきかが分かった、と。
そんなにもすぐに切り替えられるものなのか。
でも、毎度らしい。毎回挑戦の度に、なんなら下山中ではなく挑戦中に次の挑戦の話をするくらい、先生の思考は前に前に前に向いているのです。
天然のサウナだ
同じように前向きな話。蒸し暑くて、外にいると汗がダラダラな日。先生は天然のサウナだと、気持ちがいい、と話されていたそうです。暑くて普通なら気持ち悪い感覚を、お金を払って入るあのサウナに無料で、更にその場で受けられると。
常に先のことを考える。
何でも前向きに捉える。
もう本当に天才的な考えなのですが、真似できないわけではないので、私も出来る限りこの精神でいる事を心がけています。
何か起きて考えるのでは遅い。
予想できる事は全て洗い出し対処を考える。
それが強くなるためのヒント。
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