2週間後に迫ってきたハセツネ。そろそろタイムテーブルを作って、レースに向けてイメージトレーニングをしている方も多いと思います。今回はそのタイムテーブルの作り方について書いてみようと思います。
色んな方の色んな方法があるので、これがいい!というのはもちろん言えないですし、言うつもりもありません。こんな方法もあるんだね、というくらいで考えてもらえると嬉しいです。
山のコースタイムをご存知ですか?
『コースタイム』という言葉を聞いたことがない、という方もいらっしゃると思います。私は大学の時に、山の運動生理学の第一人者である教授の下、研究をしていたので、当たり前のように使っていましたが、私の知り合いにはそれって何?という方もいらっしゃるので、まとめてみようと思います。
山のコースタイムとは
一般的な体力を持つ男性が日帰り登山の装備で歩いた場合のコースタイムです。 ざっくりですよね。笑
スピード換算すると、上りは1時間当たり300mの上昇、下りは1時間当たり450mの下降が基準と言われています。山の地図を開くと書いてある時間のことですね。
ただし、何百人ものデータを取り、統計的に出したものではないので、山によってはばらつきもありますし、ココ本当にこのタイムで登れる?というのも正直あります。
あくまで目安ですが、一つの基準として大いに使える指標です。
ハセツネのコースタイムは28時間58分
ハセツネの場合、ほぼ山岳コースのため、タイム計算がとても分かり易いです。『ヤマタイム』というサイトを使用すると、計算間違えもなくなるので、おすすめです。
ハセツネの関門は24時間なので、コースタイムの0.82掛け(0.82掛けだと23:42ゴールタイム想定)の走力が必要となります。
普段の山でもこのコースタイムに対して何割で走れるか、を意識しておくと、色々な山へ行けるチャンスが広がりますので、レースに出ない方にもおすすめです。
昨年私はこの計算を元に、タイムテーブルを立てました。
夜間トレーニングが少く昼間と夜間の自分のペースが分からなかったので、分けて考えずに、コースタイムテーブルを3段階に分けて考えてみました。私の昔のあだ名が『たまご』のキミだったので、タイムレベルは全熟・半熟・生卵の3に分けて、一番大好きな半熟を予想タイムに設定しています。笑
そうすることで、予想タイムからズレても心の余裕が生まれます。
この心の余裕って本当に大事なんです。調子いいにしても早すぎでしょ!とか、調子悪いけど最低ラインはクリアしてるな、という余裕を持つと、慌てずに対処できます。
結果的に昨年の私は、半分まで(昼間)はコースタイムの0.35掛け、夜間の後半が0.40まで落ちる結果となりました。
この差をどれだけ埋められるか、が今年の私の目標のひとつでもあります。
昨年のレースレポートはこちらから👇
コースタイムから、地図を見てタイム設定は微調整が必要にもなりますが、まずは基準としてタイムが出せると分かり易いですよね。
ぜひ、みなさんもタイムテーブルを作る際の方法として、一つ試してみてください。
引き続き、ハセツネについてアップしていきたいと思います♩
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