少し前のお話になってしまいますが、3月に行われた女性限定のトレイルランニングイベント(THE NORTH FACE)の講師として呼んでいただきました。今回は24日に関西編として兵庫(神戸):市章山、25日に九州編として福岡(北九州):平尾台にて行いました。
【MY FIRST TRAIL RUNNING】
今回のテーマは『女性のはじめて』をエスコート。より楽しんでもらうため、いろいろと工夫をしてみました。今回はカメラマンも入った平尾台の様子についてご紹介。
舞台は、日本三大カルスト台地の一つである、福岡県の平尾台。広大な景色に一歩足を踏み入れれば、すぐに絶景を味わえます。ただ、私が気になったのは、飽きてしまわないか。。。同じ景色が続きやすいトレイルでは、登頂!という達成感より、要所要所に『お楽しみ』を盛り込み、みんなで見つけに行く『冒険』をテーマにしてみました。
今回のムック本は私が監修させていただきました。はじめて、ということで私にとってもチャレンジだったのですが、半分はトレイルランニングについての説明を、もう半分は実際に山に入る時に使ってもらえるよう書き込み式にしました。
今回はエスコートなので、こちらで準備を。裏面には、前日にノースのスタッフが参加者の方々一つ一つに手書きのイラストを描いてくれました。
黒字で今回の予定の時間と行程を記入し、実際にかかった時間は赤字で示しています。こうすると、次回また来るときの参考にもなりますし、この日の日記にもなります。
いよいよスタート!
今回参加してくださった方へのプレゼントとして、トレイルランと言えば!ということで、ジプシーカバーイット(THE NORTH FACE)、宮﨑産のMIYAZAKIJELL(Universal Fieldさんより提供)、ステッカーのプレゼント。ノースのザックとシューズのお試しもご準備。
①ドリーネ
代表的なカルスト地形のひとつで、雨水や地下水によって石灰岩が溶けてできるすり鉢状のくぼ地.。残念ながら写真を取り忘れましたが、、学びのトレイルから始まりました!あっという間に広がる景色に、参加者の皆さんの表情もすぐに和らぎました。
②キス岩
名前にドキドキしていくと、向き合った二人がキスしているかのように見える岩に出会えます。どの岩がそうか分かるかな。みんなでハートを作ってパシャリ♪ 日暮れに来ると夕日をバックにすごくきれいに見えるので違う時間帯に来るのもおすすめ!
③コーヒーブレイク
走ることで呼吸や筋肉に適度な疲労感を感じたところで、女子会という名の休憩タイム♪走るだけじゃもったいない!山の楽しみは『食』も大事。今回は、ひろみさんの山の楽しみ方のテクとして、コーヒーの淹れ方を伝授。こんなにも違うのか!というくらい香りが際立ちました。さらにご当地限定の『平尾台パン』も一緒に頂きます!
コーヒー豆は、3チームに分かれて早挽き競争!チーム分けは3色の飴玉を引いてもらいました。ジャンケンよりこっちの方が飴ももらえるし、すぐに分かれられてイイ!!とまたまたヒロミさんアイディア!みなさん豆を挽いたことない方々が多かったので、苦戦しながらも、挽きたての豆の香りにうっとりされてました♪
④写真スポット!
絶景の中、思いっきりポーズを取ろう!ということで、ジャンプ写真!みんなの息の合った写真は何テイク目でしょう。笑
⑤根性の木
岩と岩の間から育つこの木々の名は根性の木。平尾台マップにその紹介がされているとの情報はやはりヒロミさん情報。名前の通り勇ましく立っていました。名前を聞くと、次であった時に、あ!また会った!となんだか愛着が沸いてきます。(わたしだけ?笑)
⑥シロバナタンポポ
西日本に分布の中心の在来種であるキク科のシロバナタンポポ。そう教えてくれたのは、植物博士。今回のスタッフには植物博士もおりました!そして私の大好きな花言葉は『わたしを探して、そして見つめて』発見するたびに、じっくり見つめました。笑
そうこうしてると、ゴールへ。
まず初めのトレイルランニングで大事な事。
①楽しみ方
山を走るのは、とハードルが高い方が多いです。走るだけじゃない山の魅力を!と考え、今回は山頂への達成感より、運動すると気持ちいい!山だとより美味しい!という走るのは手段であり、それによる『充実感』を重視しました。山は想像以上にエネルギーを使うので、食べないと走れません。また山アイテムがあると、少しの工夫でより満足感が増えることも、山ならではの楽しみ方だと思います。街でパフェを食べると美味しいけど少し罪悪感が。。。でも運動しながらなら気持ちよく食べられますよね♪
②ルート確認
山に必要な地図読み。でもいきなりは難しいです。そこで『お楽しみ』スポットを作ることで、今どこにいて、次は何を目指して向かうのか、ムック本にお手製の地図を描くことで少しワクワク感を感じたのでは。山では、今の自分の場所をを確認することが大事です。まずは見る癖を。今回はスタッフの方々がかわいいイラストを描いてくれたので、皆さんもじっくり見てもらえたと思います♪
③山行記録
今回は多くの個所で写真を撮ってもらいました。映えポイントが多くあった!というのも一つですが、楽しかった思い出は写真を撮ることで後で振り返ることができます。写真を撮るだけで、この山の雰囲気を記録できます。また次行くときに、この山ならどのくらいの時間で、どのくらいの荷物をもっていけば大丈夫。というのが視覚的に見れます。また、家族や友人に共有してもらう事で、記憶をより鮮明に記録できるはず♪
山歩きとは違う、カラダの疲労感。
街ランとは違う、ココロの充実感。
山でも走れるくらい荷物を軽くすると、広大な景色を見ると、駆けてみたくなる。
大人になっても、そんな気持ちを感じてもらえればと思います。
今回は平尾台を舞台に、トレイルランニングを通した山の楽しみ方の1つをお伝えしました。皆さんの第一歩が、次の山への一歩になれば何よりです。
ご協力してくださったTHE NORCE FACEの皆さま、安全面管理をしてくださったUniversal Fieldさま、ありがとうございました。また今回のようなイベントができる日を楽しみにしています!
【THE NORTH FACE ショップブログ】
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