来月11月28日にスタートするOMAN by UTMBの100mileに出場する私ですが、公式ホームページが更新され、色々作戦を立てています。
先日、下の情報が正式に発表されました。(以前は距離と累積くらいでした)
この情報から得られる情報は3つ
- コースの難易度(アップダウンのきつさ)
- スタート時間(時間帯によって夜の回数が変わります)
- コースレイアウト(スタートとゴールの位置)
170㎞で10,400mアップってなかなかだな、お昼スタートでコースはワンウェイなので、というのが分かります。雰囲気は分かりましたが、他の情報と組み合わせて、今日は山を予測して考えてみようと思います。
①コースの難易度(アップダウンのきつさ)
簡易的な方法ですが、アップダウンのきつさを累積標高を距離で割るという方法で、1㎞進む当たりに登る標高差を『傾斜率』として比較します。ざっくりなコースの見方ですが、まずは大きくここから調べていきます。
OMAN by UTMB 170㎞ / 10,400m /61m/㎞ / 50.5h
大会名/距離/累積標高/傾斜率/制限時間で示します。
日本のレースで私の知っている限りの100mileは下記5つと比較してみます。
ONTAKE100 / 160㎞ / 6,400m / 40m/㎞ / 24h
UTMF / 167㎞ / 8,000m / 48m/㎞ / 46h
信越五岳トレイルランニングレース / 160㎞ / 7,900m / 49m/㎞ / 33h
KOUMI100 / 160㎞ / 8,945m / 56m/㎞ / 36h
トレニックワールド彩の国 / 162.8㎞ / 9,425m / 58m/㎞ / 35h
日本のレースと比べると、あっとう的に傾斜が強いのが分かります。さらに海外の著名なレースとも比べて分かり易いように表にしてみました。
そして、まだ分かりにくいので、パッと見分かるようにグラフにしてみました。点線が今回のレースの平均値と思ってください。点線より上だと同じ制限タイムでも傾斜がきつく、難易度が高い可能性がある、という見方で作図しました。
※先ほどまでの図は間違えておりましたm(__)m💦
間違ったグラフの投稿してしまい、本当に申し訳ありません。
アンドラが圧倒的にきついのが分かります。また、レユニオンは制限タイムが厳しめなのかな、と想像できます。私が唯一出走できたUTMFに比べると、あっという的にコースが厳しめであることも分かります。
②スタート時間(時間帯によって夜の回数が変わります)
実は朝スタートに弱いのか、なかなか成功した例が少なく、オマーンと同じ13時がスタートであるUTMF、ハセツネは気持ちよく走れます。笑(UTMFは気持ちよく入り過ぎてオーバーヒートで寝てしまいましたが。。。)
実際に、早朝スタートのARTやFTRは大失敗の連続・・・(´_ゝ`)
FTRの時は、2週間前から朝型に切り替えましたが、ダメでした。
反対に、アンドラ(Mitic:112㎞ / 9,700m / 87m/km )では夜23時スタートであったため、トップ選手でも2日目の夜を越す、というカラダのリズムに反したレースです。笑 この時はブログの題名に書いたくらい眠くて眠くて辛いレースでした。
当時のレースレポはこちら👇
そういった経験も含め、今回はしっかり走れるための1つのラッキー条件が得られました。ただ、当日の天候などにより変更になるかもしれないので、朝早くても、夜遅くても気持ちよくスタートできるように準備していきたいと思います。
スタートは11月28日13時(日本時間だと同日18時)
ちなみに日本との時差を調べてみました。現地で日本との連絡を取るときは仕事関係だと現地時間9-12時、友人との連絡であれば16時くらいまでにした方が良さそうです。
③コースレイアウト(スタートとゴールの位置)
スタートとゴールが異なる、ワンウェイのコースとなりました。今回わたしは日本からサポートをお願いすることができるので安心ですが、荷物の移動をはじめ、宿泊施設、エスケープ先など色々考えなければいけません。
ワンウェイは個人的には大好きです。常に新しい景色に巡り合えるので、とてもワクワクします。ただその分、下調べも必要です。
コースの高低図を見ると、何やら、色分けされています。
黄色は・・・Challenging / Technical Sections
なかなか攻める必要のあるセクションが前半から終盤まで続いています。どの程度のチャレンジングorテクニカルなのか、情報収集が必要です。
赤色は・・・Hazardous Sections
初めて聞いた言葉です。『Hazardous』調べてみると、下記のキーワードが出てきました。冒険的な(なんかワクワク)危険な(おっと注意しないとね)、運任せ(お、おう。。。)、有害な・・・へ?!w
冒険的な、という最初の意味として、今の段階では捉えておこうと思います。笑
今回のコースは元々かなりテクニカルなレースであることは聞いています。また、映像を見る限り、ガレ場を永遠に走るようなイメージです。動き続ける、という練習はこの前しましたが、走り続ける、という練習で足の裏をしっかり鍛えていかなえればならないな、と思いました。
The 2nd edition of the challenging OMAN by UTMB® trail event is here!
今回は、今年の今季メインレースとなるオマーンのコースについてまとめてみました。実際にはもう少し踏み込んで調べていますが、今のところはここまでで。
今日は今日が終わってしまう時間の投稿になってしまいましたが・・・
いつもは毎日12時更新チャレンジしています!
女性アスリートとして、山の運動生理学についてなど、トレイルランニングを通して得た情報を発信していますので、よかったら下の画像をクリックして応援してください♩