キミノの大冒険

12月はコツコツと。

月一女の子の事情

先日、FTRで転倒による打撲によって途中リタイアをした、と書きましたが、実はもう一つ大きな理由があったのです。

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いつものように下れない

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レース当日、生理が来ていた、というのもリタイアした要因の一つでした。レースに被ったことは初めてであり、どのように対策を取るかもリサーチ不足でした。今回走ってみて感じたことは、下りの衝撃を受け止めにくく、お腹にチカラが入りにくい。そのため、下りがいつものようにスピードが出せない、という事でした。そして、腰が張り、珍しくテーピングをしてスタートをしました。

これまで、書こうと思っていた女性の生理のこと、今回のことを機に、正直に綴っておきたいと思います。

生理が止まるのはトレーニングができている証拠?

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実は高校時代、生理は3年間来ていませんでした。身長163㎝、体重43㎏。最も低くて39㎏、体脂肪率は13%まで落ちたこともあります。駅伝校に入学し、寮生活を通して、全国大会を目指していたあの頃、生理が来ないことは、良いこと、だと思っていました。

特に指導を受けたわけではありません。生理はめんどくさいもの、来なかったら楽、生理が止まればトレーニングがしっかりできている証拠、まで勝手に思っていました。これは同い年で私と同じ境遇だった女性なら皆同じように思ったと思います。

大学に入学してからは体重も急増したので、生理も再開し、何も心配をしていませんでしたが、大学院の授業の際、スポーツ栄養学の授業で、生理が来ないことの悲劇について初めて知りました。

蕾のまま枯れていく

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正しい時期に生理が来なければ、女の子として蕾のまま枯れてしまうのです。つまり、女性器が成熟できず、子供を産めるカラダとして育たず大人になってしまうのです。私の場合、中学時代に始まり高校時代に止まったので、そういった心配はなかったのですが、そのような知識が無く子供時代を過ごしていたとしたら、、、大人になってランニングを恨んでいたかもしれません。

女の子として順調

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大学入学後、生理は再開したものの、2,3ヶ月に1度、という生理不順であり、ピルを飲むことにしました。薬によって定期的に来るようになったものの、PMS(月経前症候群)がひどくなり、月によっては起き上がるのも辛く、トレーニングが嫌な日もありました。上京を機に、ピルを飲むのをやめました。すると、また生理が定期的に来なくなり、婦人科に相談しました。その結果、卵巣に異常があることが分かりました。その事実を知った時は、元カレに電話をするほど落ち込みました。笑(まだ近くに話を聞いてくれる友達がいなかったので。笑) 

症状に陥る原因はいまだに分からないようですが、私の場合、治療法はピルを飲むか放置してても問題なく規則正しい生活を、ということで、今も何もしていません。病名が付くことで、気持ちは落ち着いましたが、PMSはひどくなるばかり。しかし、痛みがあるにも関わらず、元々来なかった期間が長かった“ツケ”だと、あまり気にせず、良くしようとも考えませんでした。

私の普通は『普通ではない』

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トレイルランニングを通じて出会った方に誘っていただき参加した会で衝撃的な本に出会いました。キッカケは友達と行く初めてのキャンプでした。キャンプ道具の準備の際、鉄鍋が気になり、その本を手に取ると、女性のカラダについて書かれていました。

 

この本を読んで初めて、自分の生理状態が良くないことが分かったのです。これまで、自分の中でこれが普通、特別変なことではない、という勝手な考えをしていましたが、普通ではない、ことがこの本の中に書いてあった下の表で気づけたのです。

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周期によって香りを変える

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生理の状態が良くない、ということを知ってから、色々とスイッチが入ったからか情報が色々と入ってきました。その中の1つがアロマオイル。いつもお世話になっているWELEDAのアロマオイルのトピックには、周期によって使うオイルの種類を変えるといい、と学びました。この内容を読んでから、4種類のオイルを用いて、その日の体調や周期によって変えられるよう、お風呂上りに必ずオイルを塗りながらカラダのメンテナンスをする時間を作るようにしました。日によって肌の質感が違うのは女性ホルモンのせいだったのです。

ハーブティを飲み始めたり、お腹のマッサージをするようになったりと、周期によってメンテナンスをしてあげれば、カラダはしっかり反応してくれ、PMSも比較的落ち着き、生理も前よりは定期的に来るようになりました。

www.weleda.jp

 

女の子の日とランニング

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運動生理学的には、生理中に運動をすることは何にも問題ないようです(ただし出来るだけ日ごろから症状を落ち着かせておくことが大事)。私の場合、大学時代に生理が重い日にピンポイントでトレーニングをしたせいか、それから生理痛が重くなったと思っています(根拠はなにもありませんが)。なので、生理の日は走らない!休んでいい日!と位置付けるようになりました。

 

しかし、今回はじめてレースと、しかも勝ちたいレースに、バッチリ被ってしまったのです。これまで気を付けてカラダのメンテナンスをしていたせいか、幸い、極端なカラダの違和感はなかったものの、生理が長引いてしまいました。レースに対する気持ちが強かったことも影響していたのだと思います。

 

レース中は気にせず走っていましたが、早々に転倒をしてしまいました。その部位が骨盤。私的には致命的なミスをしてしましました。これ以上、卵巣に異常をきたすわけにはいかない、とそればかりを考えてしまったのです。

 

 

骨盤と女性ホルモンの関係性

 

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骨が折れていなければ出来ることは多い、そう言われレース後週明け直ぐに、人生初めてのレントゲンを撮りましたが、何も異常はありませんでした。しかし、お世話になっているカイロの先生に、事前に今回の出来事を伝えた時に、きっと骨盤の捻じれが生じているよ、と言われていましたが、言われた通りのレントゲン画像を病院から頂きました。

骨折は、していなかったものの、ズレが大きかったせいか、次の生理は1週間遅れ、生理の状態も思わしくなく、明らかにカラダへの変化を示しました。このまま走っていたら、疲労骨折をしていたかもしれない、ともトレーナーの先生に教えてもらいました。骨盤のズレによって上部のつまりが生じ、長時間走るとそこが擦れることによって影響するようです。これは、走り方によっても同じように生じるらしく、女性選手は特に多いようです。

話すことの大切さ

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結果的に、相談すればするほど対処法はたくさんありました。これまで、生理のこと、となると、親にも親しい人にも中々話せませんでした。また、調べても情報が少ない、というのが現状だと思います。しかし、トレイルランニングを通して、強くなりたい、と思った時、避けては通れない道あり、カラダの事を見てもらっている先生には素直に相談することにしました。すると、出来ることはたくさんあったのです。そして、男の先生には、言われても困るだろうな、と思って言わなかったことが、ちゃんと理解してくれ、今の状況ならこうすべき、と丁寧に教えてくれました。

 

今だから、ちゃんと受け止められるのだとも思います。ただ、知らないと恐ろしい話はたくさんあります。女性とスポーツ、このことは私は生涯を通して発信していきたい1つになりました。