アスリートとしてFTRへの想い入れがあり(前回を参照:下のリンクより)、住んでいるところから近いのもあり、試走を3度した。(100kいっきに走れないので、3度に、、、といっても3度でも全部回れなかったけど…)
1回目の試走は9月19日 飯能中央公園~顔振峠26k
飯能駅からすぐトレイルに入れ、すぐに自然を楽しめる初心者向けのコースだと感じた。巾着田のイベントがちょうど開催されており、曼殊沙華の開花がピークの時期だったらしい、カメラを持って行っていたので、すごく興奮した。
遊び過ぎたせいもあり、50k予定が鎌北湖ですでに満足気分。笑 ジブリ『思い出のマーニー』のような景色にうっとり。ついついココでもゆっくりしてしまった。
2回目の試走は10月25日 道の駅ちちぶ~名栗 35k
スタート場所から見える最初の山、武甲山。険しい山が麓から伺える。いっきに登るこの坂のつらさを本番前に体験しときたかった。武甲山の初めは、マイナスイオンがたっぷり感じられる川沿いだった。この日は台風後で増水していたが、レース当日は静かにちょろちょろ流れており、印象が全く違いそれも面白い一場面だった。最初のサポートエリアの名栗までこの日はしっかり走れた。
3回目の試走は11月3日 ①子ノ権現~東峠 12k
鹿児島から東京に遊びに来たランナー友達がトレランをしたい、ということで、わたしの試走兼ねて飯能へ。ロードとは違う、走れなさや息切れ、朝イチのトレイルの気持ちよさ、景色の壮大さ、どれも新鮮に感じてもらえた。アップダウンが何度もあって、なかなかタフなコース。初心者の友達連れて、ワイワイ楽しんだ。
②飯能公園~北向地蔵 16k
遊んでいたら間に合わなくなったので、途中電車に乗り、飯能駅へ。当日のサポートをお願いしたなっちゃん達と合流。実際のエイドの個所を見てもらいたかったのもあり、誘ったところ快く来てくれた。コースとはちょっと離れるけど、ドレミファ橋を通って遊んだり、少し岩場のあるコースだけど小さい子供も登っているルートでアドベンチャー感を感じてもらったり、紅葉シーズンの飯能の山を堪能してもらった。
みんなが楽しめるように、山メシも一緒に走ってくれたメンバーが作ってくれた。しっかり食べた後はカラダが動くように!食べることの大切さも感じてもらった。
レースで走っているとき、ココは誰と走ったなぁ~、あの植物は今どんな顔してるかなぁ~、試走の時よりもスムーズに走れるなぁ~。そんなことを考えながら走ったらあっという間だった。
トレイルランニングって不思議だ。
上り坂で息が上がって苦しい、下り坂が怖い、ココは走りやすくて楽しい、上手く走れなくて悔しい、絶景に感激、食べ物が美味しい、ウエアが汗でびっしゃり、風が強くなり不安、みんなと走れて嬉しい。。。。
人が本来感じる喜怒哀楽 を素直に出せるところ。楽しいだけじゃない、今の自分じゃクリアできないことがたくさんある。それを少しずつ改善していき、より良くしていく。
人生をギュッと凝縮してるんだな、と感じた。
レースは、自分の今の現状を知れるところ。そして、不特定多数の人と自分を比べることができ、自分の得意・不得意を知れる時間。
今回私はこのレースをとても楽しみにしていた。なぜかと言うと、強い女性トレイルランナーが集まっていたから。女性の走りはすごく勉強になる。中々、そんな機会は無いから、今回のレベルの高いレースはワクワクした。
そして、このコースもまた好きになった。駅からすぐトレイルに入れて楽しめる。いろんなトレイルの雰囲気があるので、初心者上級者関わらず楽しめる。ルートも色々。そのコースをトレランをしてみたいという友達と、サポートしてくれる仲間と、走れるそんなコースはなかなかないと思う。
知れば知るほど魅力的なコースである。
そして、気づいた事がある。