昨日Instagramで【女性ならではの悩みや質問はありますか】?というストーリーを出したところ、いろいろなご意見をいただきました。今日はその中でも一番多かった上の悩みについて書きたいと思います。
今日の記事の内容
- 自分の生理状態を知る方法
- 女性ランナー向け:生理とスポーツの上手な付き合い方
小学生の頃から走ることを続けている私ですが、高校時代は生理が止まっており、大学時代は生理痛に悩まされ、昨年は本命レースで丸かぶりし、結果としてDNFしました。
ただそのおかげで、生理にちゃんと目を向けるようになった今は、生理をレースシーズン(4か月に1度)以外にすることにしました。
≫参考:『女性アスリート外来』で知った生理は4か月に1度でもいい?!という新事実
今となって思うことは、『女性ランナーは、できるだけ早めに現状の女性ホルモンの状態を知っておくべき』ということです。
そこで、今回は女性ランナーが1度は悩む『生理との付き合い方』について書いていきたいと思います。
私の経験談をそのまま話すので、もし近い悩みや心配事があれば、ご連絡いただければと思います。『長くランニング・トレイルランニングを続けていきたい!』と思っている方はぜひご覧ください。
➊今の生理のコンディションを確認する
生理による悩み・状態は人それぞれです。自分状態はどのタイプなのか、メンタルによるものなのか、カラダに出てくる悩みなのか、まずはタイプを調べてみましょう。
あなたの生理の状態は上のチャートではどこの部類に当てはまりましたか?まずは、このタイプ別の自分の状態から何を改善していけばいいかが分かるはずです。
私の場合は、Eタイプのからだ・こころタイプでした。EのタイプはBCDそれぞれの悩みを全て持っている、という状態です。各方面のアプローチが必要であることが分かりました。
そのほかのタイプについては、文部科学省委託事業であった月経周期を考慮したコンディショニング法の資料をご覧ください。
➋生理の質について問題がないか調べる
➊で自分の生理状態について、こころからなのか、カラダからなのか知れたと思いますが、今度は生理『血』の状態、生理の質について調べてみましょう。上記の本を読んで、私は自分の生理が普通ではない、と気づきました。ぜひみなさんもこのチャートで自分の生理の質を確認しみてください。
*訂正:血めぐりタイプの一番下は『気滞』ではなく『瘀血』です。
①周期 ②量 ③色 ④質 この4つの観点から自分の生理状態を確認してみてください。その月々で変わるので、まずは直近の生理の状態を把握することが大事です。4つ項目で一番多く当てはまったタイプがあなたの今の血めぐり状態です。
当時私がこのチャートで調べた時は、周期:瘀血、量:瘀血、色:気滞、質:瘀血でした。ほぼ瘀血ということで、私は『瘀血』タイプ。
名前からして血が良くないのが分かります・・・・
それぞれのタイプがどうすればよいか、については今回は話しません。もし改善方法をすぐ知りたい思った方は、坂井先生の『血めぐり薬膳 (からだぽかぽか温まり 冷え・肥満・老化・婦人科トラブルを改善)』を読んでみてください。
自分の生理の状態を客観的に見たことはありますか?まずは、どこに問題があるのか、どのように問題があるのか、自分を知ることが、生理問題を解決する第一歩になると思います。
女性ランナー向け:生理とスポーツの上手な付き合い方
上記のチャートで普通の状態ではなければ、改善が必要になります。そして生理に向き合い、今の状態を改善し上手に付き合っていくには2つしか選択肢がありません。
- 薬を服用しレース当日から外す
- 薬膳料理と骨盤治療のダブルで整える
色んな先生に相談しましたが、現状、上記2つしか方法が無いようです。1は、聞いたことがあるかも多いと思いますが、ピルという薬です。(ピルにも種類がたくさんあり、身体に合う薬を選ぶ必要があります。)
私の場合は①を取りました。
薬により生理週間をコントロールする
生理を早くこさせる、遅くずらす、という無理やりする行為について疑問をずっと持ってきました。また、大学時代に飲んでいたピルが身体に合わなかったのもあり、懸念していました。しかしながら、生理痛、生理前症候群と2週間に1度はやってくる不調に悩み決断して病院にいきました。
病院では、生理不順による、女性ホルモンの状態(生理が来ていても女性ホルモンが出ていない場合があるのです)や子宮の状態、そして骨密度を測定し、女性としてのカラダの機能を調べられます。
検査の結果、良くはないけれど悪くはない、という状態でした。カラダの状態によって、薬を飲むか決めようと思っていた私ですが、生理は4か月に1度で良い、という新しい情報を得ました。ずらすわけではなく、レースシーズン中、全部来ないようにすることができるのです。今の時代、出産の高齢化が進み、若者は必要以上に生理が来ている状況だというのです。
決断には悩みましたが、今は服用はじめて2か月目です。こちらのインプレッションについても改めて書いていきたいと思います。
時間はかかるけれどカラダの中から生理をコントロール
2.の薬膳料理については、まだ試していません。お金の問題と時間の問題2つがあり、まずは1.を選択した、というのが実際の答えです。しかし、来年の春から教室に通う予定です。
≫参考:フレンチ薬膳 シェル ヴ サカイ
さらに、薬膳料理だけでなく、骨盤の治療も一緒にすることが大切なようです。一緒にすることで、カラダの内側から生理のコンディションを良くする、というアプローチです。
薬だけに頼らないカラダづくりは、やはり必要努力だと思います。
生理とレースが被ること自体が嫌、と言う方は薬に頼るしかないかもしれません。ただ、その生理を軽くする、という意味で今の状態を把握して改善すべき方向性を見定める、というのがとても大事だと思います。
また、生理がひどい場合、それを放置すると、自分が妊娠できないカラダであることを、子供が欲しい時に知る、ということも私の周りにもたくさんいます。
人それぞれ、生理への向き合い方はあると思いますが、まずは自分の生理・子宮の状態を知る、という面で、病院で調べることをおすすめします。私は早めに行ってよかったと、心から思います。
今日の情報元
血めぐり薬膳 (からだぽかぽか温まり 冷え・肥満・老化・婦人科トラブルを改善)
Instagramではまだ質問受け付けていますので、質問ある方はぜひコメントください。
追記:終了しました。
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