キミノの大冒険

Give Shape to the Thought

第三章:いちばんの楽しみクライミングゾーンはハイテンション

夕方から夜になった。

 

ライトをザックから取り出し、準備をした。夜になるとコースマーキングの反射板がとても分かりやすく光ってくれる。日中より全然見やすい。

 

チェックポイント4、18:07通過。荒野を夕方走りきり試走で確認したポイントにやってくる。すでに夕日は沈み、うす暗い時間帯となった。撮影クルーがここぞというところでスタンバっている。夜の本格的な撮影は初めてだ。


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昼間の様子

 

ここも順調に通過した。予定とほぼ変わらない。やっと自分の予想と合ってきた感じがして安心した。

 

この後、公式HPでも使われている歴史を感じる石畳のお家を通る。ここにも撮影クルーがスタンバってくれてる。あちこち、本当にありがたい。例えるなら結婚式で自分にカメラがずっと向いてる感じ。私が主役。みたいな。(結婚式したことないけど。笑)

 

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チェックポイント5、19:41通過。予想よりも遅れだしてサポートクルーに心配された。実はここにくるまでにロストした。ロードからトレイルに入るポイントを見損ね、前のランナーの光を追ってしまった。ロードのコースマーキングは間が広くて、この区間は見にくかった。慌てて引き返すが恐らく15分〜20分のロストをしてしまった。

 

担いできたアルファ米を食べる。が、なぜか入らない。いつもなら余裕で入る量なのに、4分の1だけ食べてしまった。ここから胃の不調がスタートした。

 

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昼間の様子

 

チェックポイント5の後は、日中だと素敵な世界が広がっているが夜は何も見えない。でも試走しているから、ここはワクワクゾーンだった。一歩間違えると危ない箇所にはレッドシールが貼ってある。 

 

チェックポイント7、23:27通過。予想よりも30分近く遅れた。サポートクルーにもどうした?と言われたが、特に問題ない。おそらく眠くなってきたんだと、伝えた。

 

後で考えたが、眠さもあったが、この区間の上りが予想以上に時間がかかった。マイペースできたので、調子の悪さよりもこの区間が予想タイムのミス。ここはコースプロフィールでもイエローマークがついているので、もっと遅く見積もればよかった。

 

 

いよいよクライミングゾーンへ向かう。このレースの一番の楽しみだ。早く登りたいな、という気持ちと裏腹に、そこへ向かうコースがやんちゃ。笑

 

丸々の大きな岩の上をトラバースする。雨が降らない国だが、降れば滑って下の池に落ちてしまう。岩をクライミングのように上り、次の丸々とした大きな岩のトラバース。素敵な空間だった。小人になって岩を駆け抜けてる感じ。それほど見たことない岩の大きさに感動しつつ、興奮した。

 

 

いよいよクライミングゾーン。スタッフに、大きな声で注意点を十分な時間をかけて説明される。装着はすべて行ってくれる。ヘルメット・ハーネスをきっちりサイズを合わせてセットしてくれた。この区間はそう長くない。そう危険個所も少ないが、その少ない箇所がかなり危ないので、ゆっくり上る。

 

楽しい。

 

とにかく楽しい。

 

 

トレイルランニングの常識をはるかに超えたアドベンチャーなコース。とても興奮してペースが上がる。100マイルでこんなコースを走れるなんて、わくわくした。

 

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昼間の様子。ここを夜中の2時過ぎに通過する。

 

 

登りきると、またスタッフがいて、ハーネスとヘルメットを渡した。ナイス!GOGO!と言ってくれた。すぐさまエイドポイントへ向かう。

 

チェックポイント9、2:38通過。アリラ・ホテルは初めてのサポートポイント。こんなにタフコースなのに、サポートがスタートして14時間経ってようやくだ。笑

 

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ここで再び一位に浮上する。

 

 

 

つづく。

 

 

第一章:スタート前の興奮・緊張・歓喜、こうして始まったOman by UTMB

第二章:走り出しは1位。自分のペース、に葛藤する序盤

第四章:首位争奪戦、翻弄される1日目の夜明け

第五章:3㎞で1,000mアップのW8で満身創痍  

第六章: マイナス思考との葛藤が続く2日目の夜へ

第七章:あれは幻なのか、究極な状況で受けた衝撃の4時間。

第八章:焚火とオマニコーヒーとTODAYフレンド

最終章:この瞬間はこの時しかなかった

 

 

 

 

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