皆さん貧血って聞くと何を思い浮かべますか?
立ちくらみ、息切れ、いつもと同じトレーニングができない。そう言った症状を思い浮かぶ人は多いと思います。私もそうでした。でも本当は他にも症状はたくさんあり、貧血の種類もまた複数ある。
貧血というのはいくつか種類があって、多くの人が思いつく貧血は鉄欠乏性貧血というものです。鉄の摂取量が不足していたり、損出量が増えていたり、そう言った原因によってこの貧血は起こります。
さらにもう一つ、私たちランナーにとっては必須の足底の衝撃によって赤血球が破壊されて生じる溶血性貧血もあります。貧血しやすい競技は陸上長距離や剣道って聞いたことありますよね。
この2つの貧血はスポーツ実践者の場合、男性で約20%、女性で30%が該当するようです。しかしもう一つ重要なのが、かくれ貧血。この貧血を含めると男女ともに全体の50%まで該当者が増えるのです。
2人に1人。自分ももしかしたらそうかもしれない。
鉄欠乏性貧血や溶血性貧血この2つは血液中の鉄が枯渇している状態。かくれ貧血は枯渇までは行かずに欠乏している状態。つまり、全くないのか、足りないのか、その2つの基準があるのです。
鉄が不足している、これじゃギリギリだよ〜と身体が訴えている状態(かくれ貧血)を放置し、そのまま活動してしまうと完全アウト、もうスッカラカンなので機能停止します(鉄欠乏性貧血や溶血性貧血など)に陥ります。
これはお金のやりくりとして例えられるようです。
貯金できている状態はゆとりがあるので色々活発的になりますが、貯金がなくて貯蓄に手を出すとちょっとハラハラする。貯蓄もなくお財布にあるものだけだと、もう先行き不安。私みたい。笑
そんなカツカツな状態を作らないように、貯金(貯鉄)をしましょうね、という栄養士の方々のご意見です。確かに、お金に例えられると分かりやすいですよね。とくに今の世の中、お金の話はリアル。
でもどうしたら、貯鉄があるかどうか分かるの?って疑問がさらに出てくると思いますが、それは残念ながら血液検査の「フェリチン」という項目でしか見ることができないようです。ただし!症状として当てはまれば可能性が高いので、ぜひチェックしてみてください。
実はわたし寝ても寝ても眠い、って最近思ってたんです。。。そんなに疲れるようなトレーニングはしていないのにって。でも疲れてるし、長く走れなくなってきた。コロナで勤務体制がコロコロ変わって睡眠の質が変わったからか、もしくは暑くて夏バテか、と思って定期検査しているとこで血液検査をしたらビックリ。
フェリチンが基準値以下(一桁)。ヘモグロビンは基準値内。
ということは、私の鉄は不足しており預金がなく、貯蓄を切り崩している段階。
思ってもみなかった、かくれ貧血の一人でした。
猛暑日が続いている今、大量の汗とともに鉄も失われていきます。貧血について知ってることも多いかもしれませんが、今のこの時期だからこそ自分ごととして考えられるようになるかもしれません。気にかけるキッカケに講座を受けてみてください。
わたしがこの講座で驚いたのは、鉄の吸収率について。よくカルシウムの吸収率は聞くと思いますが、鉄にも吸収率の高いヘム鉄と、低い非ヘム鉄があるのです。どの食品がどちら側なのか、またどの程度の吸収率なのか、勉強して見ると、自分が鉄不足に陥った理由が分かります。
女性の方はこちらもチェックしてみてください!
なんとなく不調だなぁって思う人は、まず貧血を疑ってみてください。もしかして・・・が一つでもあればもっと元気に快適に毎日を過ごせるかもしれません。自分の食事を振り返るとヒントが隠されているかもしれません。栄養士さんがそのサポートをしてくれます。
講座はスポーツをしているアスリート向けと、一般女性向けがあるので、ぜひ受けてみてください。私は再度勉強することで、貧血にはたくさんの種類があり、その違いがよく分かりました。もちろん、血の種類によっても対処(摂取する栄養素)が変わってきます。
何が今必要であるか、今摂ってる食品は妥当なのか、それがわかると思います。
ぜひこの機会に栄養について興味を持ってみてください😊
もっと元気にイキイキ動けるかも♩
女性アスリートとして、大学院で学んだ山の運動生理学について、環境問題についても、トレイルランニングを通して得た情報を発信していますので、よかったら下の画像をクリックして応援してください♩