Knowledge of Power

キミノの大冒険

下関にて市長表敬

先日、地元山口県下関市にて市長表敬という大変貴重な機会をいただきました。

ホームページにも載せていいただきました



 

下関は、例年秋に行われる下関海響マラソンが有名であり、街中でも多くのランナーを見かける街でもあります。下関市長である前田市長も毎年完走されており、今は4日に一度は走られているということで、トレイルランニングにも興味を持っていただきました。

 

www.47news.jp

 

実は2019年の11月、中東のオマーンで行われた100mileレース、Oman by UTMBのレースで3位を取ったことをきっかけに、ぜひ表敬訪問へと、お声がけいただいていました。その後コロナによって移動制限がかかったため、その機会は無くなってしまったのですが、この度、私が山口へ帰省するタイミングで、お忙しい中お時間を作っていただきました。

 

毎日新聞さん

 

訪問前に特集された私の記事『内臓力』を読んでくださったとお聞きし、とても喜んでいたのですが、普段の食事からレース中の食べ物についても興味を持ってくださったのがとても嬉しかったです。

markmag.jp

 

食事についてはぜひ記事を読んでもらいたいのですが、なぜそこまで拘ることが出来たのか、ここで話せたらなと思います。

 

先ほど話したOman by UTMBは過去最高にトレーニングを積み、体も絞れ、絶好調で迎えたレースでした。しかしながら前半で早々に潰れてしまい、中盤から食べ物は口を通らず、走りに来たのにトボトボ走る始末。40時間を越え眠気にも勝てず、結果53時間かけてゴールをしました。

 

過去最大にトレーニングを積んだ2019年のオマーンは悔しい3位

 

100mile初の海外レースは3位入賞。しかし、とても3位を喜べるレース内容では無く、次こそは、と強く願った矢先にコロナにより海外どころか日本でも大会は無くなり、家の周りで走ることも時間と場所を選ぶようになりました。

 

Oman by UTMBのドキュメンタリー映像を下記よりご覧ください

youtu.be

 

そこから2年、お酒は飲まなくなり、動物性は極力控え野菜中心の食生活を変え、瞑想やヨガやスキンダイビングで自己の意識への向き合い方を変え、その上でトレーニングを行うようにしてきました。そういった変化は時間はかかりましたが、少しずつ自分の身体の反応が分かり出しました。そして迎えた2021年の12月に、久しぶりに開催された国際レース、Thailand by UTMBに挑みました。

 

photo Fujimaki Sho

 

国際レースで活躍されている中国のフージャオ選手も参加しており、実力を試すいいチャンスでした。しかしスタート前はまだ自信が無く、とにかく自分のペースを走ることに集中しました。

 

オマーンでは食べれなかった胃はすこぶる元気で、睡魔にもなんとか耐えて朝を迎えることが出来ました。これまで失敗してきた数々をクリアしていき、レース中に得られた少しずつの自信の積み重ねによって"攻めてみよう"とチャレンジしたくなる気持ちに変わりました。

タイスープがとても美味しく胃に沁みました

 

2番手をずっとキープしながら120kmを過ぎた頃、今しかないと勝負に出ました。トップを走るフージャオ選手とは既に2時間ほど差が着いていましたが、ここから攻めればゴールまでに間に合うかもしれない、そう思ったのです。自分の余力を考えた時に、もしかしたら、、、そんな気持ちになれました。

 

後半に入りいっきにスピードアップ

 

結果的にゴールではトップと1時間20分もの差がついてしまいましたが、自分の思っていた余力は予想以上に残っており猛追できたのです。もっと前半から攻めないと勝負できない、そんな気持ちが世界レースで準優勝という過去最高順位の喜びのゴールに浸ることは無く、悔しさに変わりました。

 

Thailand by UTMBのドキュメンタリー映像は下記よりご覧ください

youtu.be

 

しかし前半もっとスピードを上げるべきなのは分かったものの、かと言ってどのくらい攻めていいものなのか。普段のトレーニング時の心拍を見返したところ、ある特徴を自分が持っていることに気付きました。

 

理論上、超長時間運動には向いていないと考えられている高心拍で長時間動くことが出来るという特徴を持っていたのです。狙った強度でのトレーニング量を増やし、その強度における耐性を上げました。

 

どうしたらもっと世界で戦えるのか

 

そうして迎えた今年4月のUTMFは日本最高峰の100mileトレイルレースです。最後まで走り切れるだろうギリギリのペースを求めて、スタートから飛び出しトップを維持し続けました。不安が無かったと言えば嘘になりますが、その試みが新鮮でレース中も自分にワクワクしながら走ることができました。

 

3年ぶりのUTMF

 

結果は胃を壊すことなく、眠気もほぼなく、22時間走り抜けました。3年かけて試した結果をやっと成果として発揮できました。しかし今回成功したからと言って次は失敗するかもしれません。細かいミスを多々ありました。さらにレベルアップしなければ世界トップは取れません。

 

ひとつずつ課題をクリアして一歩でも先へ

 

海外でも勝負できるかもしれない、その気持ちが沸々と湧き上がってた今年、初めて世界最高峰のUTMBにチャレンジしようと決めました。どんな結果がまた迎えているのか、どんな景色をみなさんに伝えられることが出来るのか、ぜひそう言った経緯があり、今年を迎えていることを知っていただけたら、嬉しいです。

 

念願の100mileレース初優勝

 

前田市長との話の後は新聞記者の皆さんや市役所の皆さんにも、たくさん質問していただきました。山を走るスポーツだけでも驚かれていましたが、それを160km、時間は24時間前後、夜は寝ないし、荷物を持って走る、どれもびっくりする話だと、興味をもってもらいました。

 

100mileは自分の走力とスキル、知識の能力が掛け合わさって結果が出るもの


走るのが早いだけでは勝てず、自分の得意不得意を理解したときにこそ結果がついてくるのが100mileレースの醍醐味だと感じています。この160kmの中に凝縮された達成感や満足感がまた次への活力となっているので、当分はこのカテゴリーで戦いたいと思います。

 

前田市長、市役所の皆様、そして取材してくださった山口新聞さん、毎日新聞さん、誠にありがとうございました!!

 

山口新聞さん

 

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