キミノの大冒険

次のレースはUTMB

「同じ練習」が全員に効かない理由。

photo Ranyo Tanaka

このブログは、Podcast「宮﨑喜美乃のZONE1」の書き起こしとなります

 

今回の「ZONE1」は、トレーニングの根幹に関わる大切なお話。
「個別性の原理」をテーマにお届けします。

なぜ私が、あえて「トレーニングメニューを完結させない」コーチングをしているのか。
その理由が、私の過去の大きな失敗とともに紐解けるはずです。

📍 個別性の原理とは?

「同じ練習をしても、その効果は人それぞれ」

文字にすれば当たり前のことかもしれません。
でも、当時の私はこれが全く理解できていませんでした。

人によって、今の体力も違えば、これまでの競技経験も違います。
週5で働いているのか、夜勤があるのかといった生活環境。
そして、何より見落としがちなのが「回復力」の違いです。

SNSで流れてくる「誰かの成功メニュー」が、今のあなたにとっての最適解とは限りません。
自分を知り、自分に合った形にアレンジすること。
それが、強くなるための第一歩です。

🔍 ストレスで目が見えなくなった高校時代

私は高校時代、ある種のトラウマを抱えました。

先生に言われたメニューを、誰よりも完璧にこなしている自負があった。
それなのに、練習を休みがちな選手に、大事な予選会で負けてしまったんです。

「これだけやったんだから、絶対に勝てるはず」
そう自分を追い込みすぎた結果、心と体が悲鳴を上げました。

極度のストレスから、まぶたが開かなくなり、一週間ほど目が見えない状態に。
車椅子での生活を余儀なくされ、絶望を味わいました。

間違った方向への努力は、時に自分を壊してしまいます。
「言われるがまま」ではなく、自分の調子に合わせてオンオフを切り替える。
その大切さを、私は身をもって学びました。

📊 「ベスト」よりも「最適解」を

コーチングにおいて、私は「一緒に考える」スタンスを大切にしています。

世界を見渡せば、素晴らしいトレーニング理論はいくらでもあります。
でも、大事なのは「今の自分にとっての最適解」を選ぶこと。

例えば、トレーニング量を増やす際の「10%ルール」。
先週より10%以上増やさないことで、怪我のリスクを抑える指標です。

トップ選手が週30時間走っているからといって、いきなり真似をすれば壊れてしまいます。
彼らも何年もかけて、その負荷に耐えられる体を作ってきたのです。

焦らず、自分のデータを積み上げ、自分だけの戦略を立てる。
そのプロセスこそが、走る楽しさを引き出してくれると信じています。

 

今回のエピソードの全編は、こちらからお聴きいただけます。
#009 ストレスで目が見えなくなったって話 - LISTEN

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それでは、また次回のZONE1でお会いしましょう。
バイちゃ!