昨日は女子高生向けに体育の授業をしてきました。自己紹介の代わりにVolkswagenの映像を見てもらったのですが、生徒たちの反応がとても良かったので、今日はそのお話を。
見てもらった映像はこちら👇
「早起きは三文の徳」というシリーズで第三弾でトレイルランニングを取り扱ってくれました。
早朝誰もいない山を走るゼイタク感。山頂では「自分だけの景色」という気分になって、気持ちいい。早起きをして車で登山口へ行き、そこから山頂まで朝日が登るまでに到達する。トレイルランニングならではのスピード感が味わえる瞬間でもあると思うのです。
そんな話を映像でさせていただきました。
そこで、生徒たちに『朝起きて最初に何をする?』という質問を投げかけてみました。
さて、みなさん。一番前に最初に元気よく答えてくれた生徒がいました。
なんと答えてくれたと思いますか?
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生徒が答えてくれた答えは・・・・
「二度寝!!」
これには大爆笑!
子供って思いもよらない話をしてくれますが、この答えは予想だにしなかったです。笑
この時期は特に寒いから布団から出るのが嫌ですよね。気持ちは十二分にわかります。笑
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さて今回の特集の大きなテーマがSustainable Running。
自然が僕たちに遊び場をくれる。
だから、自然を守るためにできることをする。
自分たちが行っている自然を守るためにできること。これを取材してもらいました。
その記事はこちらから👇
映像の中にも、そして上のインタビュー記事の中のも、私がシューズを洗っているシーンがありました。このシーンを見て、生徒がなぜ洗ってるの?と質問してくれました。
私は特に全国各地の山を走ることが多いです。シューズを洗わずに次の場所で走ることのリスクを、私はトレイルレースに参加することで学びました。
先日スリーピークス八ヶ岳トレイルの事務局長をされている松井さんのInstagramで、私のこの行動について書いてくれました。
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でも私は思うのです。大会のおかげで気付けたと。
大会に参加することで競技性が強くなってしまいますが、一方で、レースに参加する際のルールを読むことで、なぜシューズを洗うのか、なぜコースを外さないように走るのか、なぜソフトフラスクなどを持参して走るのか、そういったことを考えるようになりました。
外来植物は人間が持ち込んだものですが、その繁殖が広がることで、もともとそこに自生していた在来植物たちが姿を消し、在来植物と共生していた虫、鳥、動物たちも姿を消してしまうなど、生態系そのものが大きく変わってしまいます。
オオバコは本来白山には生息していない植物で、登山靴や車のタイヤ、建築資材などについた種によって持ち込まれました。オオバコの種は更に登山靴に付着して山頂などに運ばれ、拡散していく状況の為、まずは登山口の早急な駆除が必要。
こういった考えを私に根付かせてくれたのは、レースがあるおかげです。
生徒たちはあまり運動が得意ではないのですが、登山やトレランだけなく、ロープウェイで登る山もあります。観光で訪れる場所もあります。
「住んでいる地域の靴を洗わずに、他の場所に行くことについても同じことが言えるよね。」
「実はこの山、登山口が近くてみんなでも歩いていけるところです!!行きたくない?見てみたくない?」
そんな話をすると、生徒たちは真剣に聞いてくれました。
また、なぜ登山者と出会うと歩いてすれ違うのか、なぜ晴れているのにレインウエアがいるのか、なぜ落ちているゴミを拾うのか、そんなことをネットではなくお店で商品を買うことでコミュニケーションをとり、いろいろな情報が得られる、そんな話を スリーピークス八ヶ岳トレイル を主催している松井さん(@mi2yu)や小山田さん(@ryug_oyamada)と先日話したことも思い出しました。
ルールやマナーという括りではなく、自分たちが素敵だと感じるその自然を自ら壊さないように出来ること、自然の中で遊ぶことで疑問を持てると思います。
私も人に言えるほど環境問題について詳しくないし行動もまだまだですが、映像を通して生徒たちが疑問に持ち、それについて話せたことが、すごく嬉しい時間でした。
女性アスリートとして、大学院で学んだ山の運動生理学について、環境問題についても、トレイルランニングを通して得た情報を発信していますので、よかったら下の画像をクリックして応援してください♩