今日はリカバリー デイ。少し、移動疲れと海外生活疲れがあるのは正直なところ。大事をとって休みをとることにしました。
朝はいつもパクパク食べて、現地へ出発していたので、ゆっくりモリモリ食べて栄養補給をしました。
サポートクルーから送ってもらったスタートゲートの写真に、少しずつ近づいてきていることを実感。緊張はしてしまう派です。どうしても緊張してなかなか寝れないことが多い。
でも、この気持ちになるのも嬉しい。大人になってこんなに緊張するなんて、思いもしなかった。学生時代はこれが当たり前だと、そしてそれは子供の時だけのスポーツなんだと思っていました。陸上を引退した時、やりきった満足感と、これで全て終わった喪失感の狭間でモヤモヤしていました。
ただ幸い就職した先が山の会社で、上司に連れてってもらった山がとても気持ちよかったのです。大人になっても、こんなに息を切らして、足をガクガクにさせて、汗をダラダラかいて、スポーツできることに次の扉を開けた気分でした。
そして今は、海外のしかも、こんな機会をいただかなければ知ることのなかった世界へサポートしてくれるメンバーと共に来れている、この幸せをすごく噛みしめています。
4年前、はじめて参加したサンフランシスコのレースでは、見事にこのプレッシャーに負けました。
MOVIE : The North Face Endurance Challenge
今日久しぶりにこの動画を見ることで、レース前の動揺に自分で気づきました。あの時は何もかもが初めてで、新鮮で、自分の力以上のものを出したい欲が強かったと思います。
1日ゆっくりとした時間があることで、レースに対して客観的にみることができました。この区間を予定では2時間だったけど、コース試走してみるともっとかかるな、と予想させる場所が多かったです。
どれだけ未来を予想して、より詳細なイメージを膨らませて、本番に挑めるか。
どうしてもこの能力が弱いのだけれども、それでも弱い部分はサポートクルーに頼んで、巻き込んで、補填させてもらう。この巻き込むことがプレッシャーになって、人に迷惑をかけることがどうしても苦手で、できなかったこと。
でも今回のメンバーは一人一人がお仕事として、はもちろんのことあるのだろうけれども、自分たちのしたいこと、好きな事をしに来ている感覚も見える。どれだけ自分の好きなことを表現できるか、写真として、映像として、文字として、形に残せるか、それって、私が走ることと似てるのかな。
走ることは小学1年生から続けているから当たり前の日常なのだけれども、大人になって、トレイルランニングに出会ってすぐ優勝して、戦闘モードが強かったけど、行き詰って辛くなって、それを乗り越えて今がある。
今は走ることに対して本当に好きだなと思う。それを100マイルに表現できるという幸せを噛みしめて走りたい。
ちゃんと冷静な自分をしっかり持ってね。
今回は危険なコースだから、一歩間違えたら悲しいことになるからね。日本で待ってる自分達は生きて帰ってくることしか望んでないからね。
って、今日は日本からそう言ってくれた友人の言葉で、興奮していた自分の気持ちをいつもの冷静さを持つ自分に取り戻せました。
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