THE NORTH FACEが協力、協賛してる写真家さんのトークショーがあるよ、と教えてもらい、参加させてもらいました。
イベントの詳細👇
自給自足だった毎日の中で、鮭を争ってカワウソと対決した、という面白い話をしてくださったのは、写真家、石塚元太良(イシヅカゲンタロウ)さん。
フィルムで、しかもアラスカを追い続けて撮り続けるその真意とは、そこに興味を持ち足を運んでみましたが、写真家さんには珍しい喋るのが大好きなお方でした。笑
氷河での感動を、毎朝知り合いの編集者3人に【氷河日記】として送り続けたという、石塚さん。毎日送られてくるメールを開く編集者のかたの気持ちになってみると、失礼ながら笑ってしまいました。笑
それでも毎日送り続けるほどの強い気持ちがあり、その感情を言葉として書き起こせる魂がまた魅力でした。そして出来上がったのが、氷河日記です。本にまでなる、というすごいパワーの持ち主です。
写真家さんでしたが、物書きさんの心の持ち主でもあり、写真だけでは伝わらないものをテキストを加えることでその写真の魅力を伝えられる。すごく素敵だと感じる景色をテキストだけでは伝わらないけど、そこに写真があるだけでその感情を共有できる、写真を軸に考えるのではなく、自分の感情の表現の仕方が写真とテキストで伝えられる、写真家さんから聞くとすごく響くものがありました。
今の世の中、携帯で何枚もの写真を気軽に、すぐに何枚もの写真を撮れる時代。フィルムは、1枚何千円とする、その1枚をここで使うのかすごく考える、と石塚さんはいう。この1枚に価値があるのか、この景色で自分は何を伝えたいのか、この写真のコンセプトは何か、そう考えるとシャッターを押せないときもあるそうです。
それでもフィルム撮影は、1枚に何千円の価値を見出し、現像するまでは、自分の作りだした大自然をポケットにいれたままで過ごせるという。
確かに、テレビのような動画撮影も、プロカメラマンのような画質の良い静止画も誰でも自由に撮れる時代です。その中で、この1枚を撮る意味を考える、一枚にこだわる、そういった捉え方で写真を撮ることも、面白いかもしれません。
最後にMCの方が言われていた言葉もまた印象的でした。
喋りたがるし、書きたがる写真家、石塚元太良さん。
とてもユニークな方にお会いし、『写真』というツールの見方について考える時間をもらえることができました。
ここの料理がすごくおいしくて。。。トークショー中ずっと食べさせていただきました。笑
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