12月12日
今日で31歳になりました。
昨年も一年の抱負を書き留めたので、今年も今日のうちに書いておこうと思います。
まず30歳の大イベントは、今も日記が終わらないオマーンのチャレンジです。
ですが、一番のチャレンジとしていたUTMFは自分のミスでDNSとなりました。
その後に急遽参加させてもらったARTでは、ぶっつぶれて6位。チャンスをモノにできませんでした。
6月にははじめての日本代表としてポルトガルのレースに行きましたが、短い距離ということもあり、結果としては全く出ず。
その悔しい気持ちを夏の期間にぶつけてトレーニングしてシーズン入りした10月のハセツネは台風のため中止となりました。
そして、オマーン の印象が良かったとはいえども、レース内容はボロボロ。過去一ミスの多いレースだったとも思っています。
だけど、走ることが楽しい。
そうゆう気持ちに久しぶりになりました。
そして、山が楽しい、というよりも貪欲に走るのが楽しい、が私の好きなことだと気づきました。
好きな"走る"ことで、考え方を変えてくれた、今も変えてくれているのが、山のフィールドです。
正直、山は楽しいより怖いが大きいです。
職業柄、山の人に多く会いますが、仲良くなった方も山で行方不明のままで今も見つかりません。応援していた人も亡くなりました。そういった経緯もあり、あまり私自身は山での冒険はできません。
だけど、やれることを増やすには冒険をしなければ今の自分から、なりたい自分に変えることもできません。
それを教えてくれたのが、今年の前期だった気がします。その上で挑戦させてもらったオマーンは、私にとって苦手なことが多い、一人だと絶対にしないチャレンジでした。
今年初開催のマイル。
情報が少ない。
映像が入る。
言葉がわからない。
家族以外との共同生活。
マイル自体まだわかってない。
苦手なことばかりでしたが、一人じゃないことで、挑戦したい気持ちが、自分を変えたい気持ちが、勝りました。
そのおかげで、走ることが本当に好きだと感じる時間をオマーンでもらえたのです。
おそらくこの感覚になったのは、2015年のSTY優勝時ぶりの出来事でした。
自分に正直になる、ということが自分を知れる方法じゃないのかなと、今思います。
自分を知ることが一番の成長の種であることは分かっていました。ただ、知る方法がわからなかった。
オマーンがビックイベントになったのは、この一年の流れがあったからです。
苦手だと感じていた人との出会い、関わりが今では財産になりました。
怖いと思っていた山が、少し道を開いてくれました。
31歳は、宮﨑喜美乃という人間の、正直な姿を世に出しながら、苦手なことにも真正面からぶつかって、新たな冒険をしていきます。
ソバカスが嫌で嫌で仕方なかった。でもそれも自分だと、思えるようになりました。
2019.12.12 宮﨑喜美乃
現在、ブログ毎日更新チャレンジしています!
女性アスリートとして、山の運動生理学についてなど、トレイルランニングを通して得た情報を発信していますので、よかったら下の画像をクリックして応援してください