3月10日は、岡山の最上稲荷にて大会前日のトレイルラン講座を行ってきました。
初開催のこの大会。大会に出来ることをキッカケに、トレイルランニングを知った、という方も多くいらっしゃいました。また、前日講座の受講者3分の1がこの大会が初めてのトレイルランニング、だという回答を。
大会が出来ることがきっかけに、山を走ってみよう、と思ってくださることは、トレイルランナーの一人としてとても嬉しいこと。ですが、山の事をあまり知らずに入るのは、経験者からすると、恐ろしいこと。
前日講座で伝えられることは、わずかではあるものの、最低限の山のマナー、走り方、トレーニングの仕方について、学べるような時間にしなければ、と強く思い、お話させていただきました。
一方、トレイルランニングの大会は初心者にとっては、手厚いのではないか、とも思いました。
山を走るうえで一番ネックなのが、調べることが多いこと(慣れれば、これが楽しい)。安全面を考えると、手加減はできません。よく身近な人からも、トレランをはじめたいけど、一人じゃできない、との声を聞きます。
大会では、現地までのアクセス方法・山のルート・エイドでの給食・非常時の対応など、安全面の管理が徹底されています。トレイルランニングを始めるキッカケが大会、というのも可笑しくない、とも思うのです。
わたしも地方の大会に出ることが多く、旅行のような気持ちで遠征します。フルマラソンの大会に出るとタイムを狙いに行く気持ちが強いですが、トレイルランニングは、タイムより、歴史・自然・人・幸を知ることがメインになります。
まさに大会ホームページは『旅のしおり』そして、初心者でも楽しめる大会、というのは、選手自身の知識や技術を習得する貴重な場でもあり、その一つである前日講座の重要性も改めて感じました。
私の夢は「地図」を書くこと。
私は、私の知識と技術で世界中の道を旅して、自分の身体で感じた「世界地図」を作りたい。
各地で行う講座はその夢の一つのステップであり、学んだ知識や技術を形に残して、その土地それぞれのオリジナルの地図を作りたいと思います。旅のしおりに必須の攻略本(前日講座)を目指して!
皆様も、ぜひ安全で健康的なトレイルランニングを。
***告知***
丸の内朝大学の春講座「トレイルランニングRUNRUNクラス」が4月より行われます。大自然の中、トレイルを走る爽快感は山の魅力を知れる一つの手段です。山のマナー・走り方・トレーニングの仕方など、基礎からしっかり学び、山の楽しみを増やしてみませんか。
お申し込み・プログラムの詳細は、下記のリンク先からご覧ください。