キミノの大冒険

12月はコツコツと。

クラウドファンディングが残り1日となりました。

7月14日からはじめたブルガリア遠征に伴う映像作成のためのクラウドファンディングですが、残すところ1日となりました。これまで435人の方にご支援いただき、支援金額は500万を越しました。目標金額以上集まりましたので、当初よりも遠征期間を数日延ばすことができ、撮影メンバーを一人増やすことができるようになりました。本当に本当にありがとうございます。最後の1日となりましたが、まだもしご支援いただけるという方がいらっしゃいましたら、ぜひともよろしくお願い致します。

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最後に、ブルガリア遠征の3つのチャレンジの3つ目について書かせていただきます。

 

世界転戦を見据えた回復力

photo by Ranyo Tanaka



今回みなさんにご支援いただいているブルガリアの遠征は9月にありますが、その前にUTMBへの挑戦が来週あります。UTMBとは世界最高峰の100マイルレースであり、世界中のトップ選手が集まります。ブルガリアのような山岳区間の多いトレイルとは違い、比較的走りやすいトレイルであり、スピードレースとなります。そのような大会と、ブルガリアの大会の間は約1ヶ月。これまでの連戦は間2か月が最短なので、今回のように間1か月で挑戦するには、大きな変化が必要となります。なぜこのような短い期間で攻めることを決めたのか、それは多くの人が影響を受けたコロナが大きな要因であることは間違いありません。

 

2019年に3位となったOman by UTMBによって2020年のUTMBの参加権利を得ました。しかしながら当時はまだ世界最高峰の100マイルレースUTMBへの挑戦は自信が無くエントリーをせず、今回のブルガリアにエントリーをしました。そんな中、コロナがやってきて、2020年は世界中のレースが中止となり、2021年は参加しようにもUTMBの権利を持っておらず参加できませんでした。世界で勝負をする覚悟ができた、そう思っても参加資格がない事を悔やみました。一方で、コロナによってレース離れした期間が長くモチベーションが下がりきりトレーニングにも身が入らず、パフォーマンスがどんどん落ちるばかりでレースに出ることさえ構えていました。そんなとき「エントリーをしないと何も始まらないよ」そうアドバイスしてくれたのが、私が尊敬する日本のトップトレイルランナーの丹羽薫選手でした。この言葉が躊躇していた私の心に火をつけてくれ、2021年のLake Biwa100、Thailand by UTMB、2022年のUTMFの結果があるのです。

 

2020年にUTMBではなく挑戦を決めていたのが、今回のブルガリアで行われるPirin Ultraです。エントリーこの大会への想いはこれまでも述べた通りです。2021年まではUTMBとブルガリアの間はわずか2週間でしたが、2022年のブルガリアは、9月末と変更されていたのです。参加できるチャンスがあるなら、チャレンジしてみよう。そう思い、計画を練り始めました。

 

今年のUTMBの参加権利は、昨年の12月にタイで行われたThailand by UTMBで準優勝をしたことによって得ることができました。そこから、半年以上をかけて連戦に向けて何をしたらよいのかチームで考えました。トレーニングを増やすことはもちろんのこと、早期に回復させる力をつける必要がありました。そのために、今年の4月に行われたUTMFで色々と試しを行い、自分の中でGOサインを出しました。

 

来年は海外レースを転戦したい、という目標があることも見据えて、この回復力が今年のテーマとなりました。このテーマを今回のブルガリアで発揮することが、今年の大きな目標であるのです。ぜひ、その成果をみなさんに見ていただければ嬉しいです。

 

これまでお伝えしてきたブルガリアの三つのチャレンジ、①日本人初のチャレンジ、②硬い大理石の岩盤を長時間走る筋持久力との戦い、③世界転戦を見据えた回復力、この三つのチャレンジをクリアし、優勝を勝ち取る映像を皆さんにお伝えできるよう頑張りたいと思います。

 

最後になりましたが、より良いパフォーマンスを出し、より良い映像作成ができるよう、まだご支援をいただけるという方がいらっしゃれば、ぜひともよろしくお願い致します。期限は明日19日の22時までとなります。よろしくお願い致します。

 

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