キミノの大冒険

12月はコツコツと。

夏の陽気たっぷりな笠戸島トレイル

5月22日、お天気に恵まれ、恵まれすぎて?暑さにばてた方も多かった、くだまつ笠戸島アイランドトレイルが無事に開催されました。3年越し、4度目の正直とばかりに何度も企画しては中止に延期と、主催された方々の思いを考えると涙腺が緩くなってしまいました。

 

 

大会当日、外を見るととても爽やかな気持ちの良い空気が漂っていました。初めて泊まらせてもらった国民宿舎大城のベランダから見えるのは島の先っちょ、と大型船の製造所の様子、そして下松市の街並みでした。笠戸島は島と言っても山口県の陸地から橋で繋がっているので、比較的行き来しやすい島なのも大会に参加しやすいポイントの一つです。

【公式】国民宿舎 大城 | 下松市笠戸島の全室オーシャンビューホテル

 

人口は1000人程度、入り江が多く、古くから良港として知られていたことから平清盛が厳島神社を宮島に置くかこの笠戸島に置くか悩んだという話も残されているとか、そんな自然豊かなここ笠戸島で行われるトレイルコースはロングコースは30km、ショートコースは17kmという二種類の距離から選べます。

 

前回までと変わり海の上を走れる海上遊歩道からスタート!

 

ロングコースは30kmで1660m UPするため、山を登ったことのある人ではないと中々ハードなコースレイアウトです。ただし上り下りが楽しめるので、山が好きな人にはもってこい島の海も山もぐるっと一周楽しめます。日中は暑さも感じましたが、山の中は日陰も多くとても気持ちの良い春の陽気を感じました。

 

木漏れ日がとても気持ち良い

走っていると自分がどこにいるか分かりにくいですが、山岳カメラマンの藤巻翔さんの写真を見ると島の中を走っているのがよく伝わります。今年は2月開催が延期となり5月に開催となりました。寒空の中、年によっては雪が降るような季節とは一転、緑が綺麗な自然を走ることができました。時期が変われば、また違う自然の魅力を感じられるのもトレイルランニングならではの楽しみ方です。

 

開けた場所からは一面真っ青な空も拝めます

山から下りてくると、碧色の海がお出迎え

 

私は今回はゲストランナーということで最後尾からスタートさせてもらいました。後ろから声を変えていると、何やら見慣れた走り姿を発見。約5年前のトレランイベントで出会った関東在住のヒロさんと再会しました。この大会をプロデュースをしている奥宮選手と一緒に行ったトレラン部に参加してくださり、それ以来ずっと走るのを友人と楽しんでいるようで、それがとっても嬉しくて、ついついお喋りも弾みヒロさんのペースを乱してしまいました。笑

 

嬉しい再会に加えて一緒に走れて満面の笑み

 

海を抜けると山の中へ。ふかふかなトレイルから、岩石が剥き出したトレイルもあります。ロードシューズだと滑ってしまうので、初トレランで参加された方々は苦労されたのでは。私も初めてのトレランはロードシューズで行きましたが、滑って怖くて山から下りたそのまま山のお店に直行しました。笑 

 

短いコースですが起伏も結構あり充実コース

 

例年よりも参加人数を減らし、エイドでいつも美味しいスープや漬物を作ってくれたお姉様方には会えず、縮小開催ではあったものの、島の皆さんが全力で応援してくださいました。地元の方との交流がなにより楽しいのが、地方レースの醍醐味だと思っています。給水所のドリンクには一つ一つメッセージを書いてくださり、皆さんの気持ちがバシバシ伝わってきました。

 

家の前で全力で応援してくださいました

笠戸島といえば大漁旗!

 

開催時期が変わったことで大きく変化したのは暑さ対策。これまで寒さ対策を入念に行って来た笠戸島でしたが、正反対の対応に準備段階から動き回ってくださいました。30度近くまで気温には、私たちランナーもまだ暑さに身体が慣れておらず、身体は火照るし喉は乾くし足は攣るし、さまざまな変化を楽しみながらスポーツならではの苦しい場面も楽しんでいました。完走率はロングで86%、ショートで98%と暑さの中で皆さん全力で頑張ってくださいました!

 

みんな早くも夏気分♩

 

例年とは違った笠戸島の景色でしたが、普段160km走る私でも30kmでお腹いっぱいになれる魅力的なコースです。歩くのも大変なスカイ1号と呼ばれる山は、どんなに強いランナーでも頂上はまだ。。。と弱音を吐きたくなるような急登に出会えます。でも頑張った先の景色が本当に清々しく、自分の足で登り切った喜びは何にも変えられない達成感を味わえます。ゴール会場の声が聞こえてくると、そろそろゴールも間近です。広い海見渡せ、奥には下松市内が望める長い階段を下っていくと、お待ちかねの恐竜さんがおかえりと言ってくれます。

 

この橋を渡れば直ぐにゴール


頑張る姿というのは、人々にパワーを与えてくれます。それは早さとは関係なく、ゴールの瞬間は皆が輝いて見えます。乱れた髪の毛に、汚れた手足、くしゃくしゃな笑顔、その姿に、一人一人のドラマがあったのだろうと、拍手を送りました。本当だったら、どんなエピソードがあったのか一人一人に聞きたい気持ちでいっぱいですが、また来年以降、そんな機会を作れたらいいなと思います。

 

来年は表彰式もしたいですね

 

 

 

大会会場には下松ならではのお店も出してくださいました。

おじさまのノリが何より楽しい!

 

バナナジュースもこんなに美味しいのか!と感動したおじさまのジュースは汗だくの身体に染み渡って美味しいこと!こだわりの作り方を全部教えてくれる優しいおじさま。

 

コーヒー好きにはたまらない珈琲ソフト

 

オーナーのご主人が光高校の陸上部出身!ということで話が盛り上がってしまいました。笑

自家焙煎コーヒー豆で抽出された珈琲ソフトはまた美味!山口県に7店舗もあるというCOFFEEBOYさん。次、実家に帰った時は新下関店に行ってみたいと思います♩

 

 

来年もぜひ笠戸島へおいでませ

 

来年はまた2月に戻って開催予定です。今度はいつものおもてなしたっぷりでみなさんをお迎えできると思います!私も来年を楽しみにしたいと思います。

 

kasadojima-islandtrail.com



写真提供:藤巻翔さん/くだまつ笠戸島アイランドトレイル実行委員会

 

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