キミノの大冒険

12月はコツコツと。

性格だと思っていたら生理によるものだった

最近、身体がだるく、むくみがひどい。眠気は強いしめっちゃお腹が空く。トレーニング量が増えてるからかなぁ〜と考えていたら、胸が張ってきたから生理前だと気づいた。

 

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そろそろだなぁ〜

 

最近は薬(ピル)で調整しているからあまり気にすることもなかったけれど、いろいろあっていったん薬をやめました。ピルを飲むと経血量は減るし周期をコントロールできますが、わたしの場合、生理前症候群(PMS)は以前と変わらない。。と思っていたけれど、実際飲むのをやめると明らかにPMSは強く出てきました。(やっぱりPMSにも効いていたことに気づいた瞬間)

 

以前、ランドリーボックスさん主催で「スポーツと生理」のオンライントークイベントをさせていただきました。この時、アプリをで記録をつけて自分の状態を把握する、と話していましたが最近はピルを飲むことで調整できたのでチェックしなくなっていました。慌ててこれまでの身体の状態を入力すると、走る調子がよくないと感じていた日とぴったり重なりました。

 

オンライントークの内容はこちら👇

laundrybox.jp

 

女性がスポーツに取り組む上で考えないといけないのが「生理による不調なのか、トレーニングによる不調なのか、日常生活でのメンタルによるものなのか、それを見極めること」だと思っています。

 

ただ単にトレーニング量を落とせばいいというわけにはいかない女性アスリート事情。1日2日の話ではなくPMSは長い時は2週間も続くのです(人によって個人差あり)。そして問題はこのうちの1つではなく、相互に関係し合ってるということです。

 

 

生理はなぜ必要なのか

 

多くの人は将来子供を授かるため、妊娠に必要なものと答える人が多いと思いますが、実はそれだけではないのです。子供を望む望まない関係なく、女性らしいカラダを作るのにも必要不可欠であり、さらに記憶力や集中力、自律神経や、骨の密度を保つためにも、生理がきちんとくる必要があるのです。

  

女性らしいカラダをつくるのがエストロゲンです。肌や髪の潤いを守ったり、女性特有の丸みを帯びたカラダをつくったり、女性のカラダ全体の健康を支える役割も果たします。また、脳や自律神経にも働きかけるため女性の心身に大きく影響するのが特徴です。

 

プロゲステロンは受精卵の着床のために子宮内膜を整えたり、基礎体温を上昇させたりする働きがあるなど、妊娠維持に活躍します。体内に水分を保つ作用もあり、生理前に体に変化が現れるのは、プロゲステロンの働きと言われています。

 

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代表的な2つの女性ホルモンによる影響

 

先日、女子高生向けに「女性と生理」について私の体験談をもとに話をしてきました。生徒に「生理について知っておきたいなと思いますか」という質問してみると、3分の1くらいの子が反応してくれました。逆に「こういった話はオープンに聞きたくないなと感じる人はいますか」と聞くと少数ですが手を挙げてくれました。

 

私が話に行った生徒たちの状況ではありますが、対面ではやっぱり気になる子もいるだろうし、直接でも1回きりだとなかなか自分ごとだと気づきにくいかなと、貴重な意見をもらったので、ブログでも書いておきたいなと思いました。

 

私が伝えたいのは、それって生理によるものかもしれないよ、そういうことを教えてくれる機会というのは私の時代には無かったので、もっと発信できたらなと思います。

 

冒頭、わたしが話した月経前症候群は別名PMS(Pre Menstrual Syndrome)と呼ばれ、日本では生理のある女性の約70〜80%が不調を感じています

 

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生理の3〜10日前に起こる精神的または身体的症状

 

とくに精神状態が強い場合には、月経前不快気分障害(premenstrual dyspholic disorder : PMDD)と診断されることもあります。1930年代から欧米諸国で注目された病気と言われていますが、その背景を探るとアメリカを皮切り世界的に影響を及ぼした世界恐慌の時代と重なります。もしかしたら、人々の暮らしを大きく変化させたのに比例して、女性のホルモンにも影響を与えてしまったのかもしれません。

 

性格だと思っていたら生理によるものだった

 

なぜPMSの話かというと、生理の間は出血に伴い症状が出ることは男女関わらずわかる話ですが、生理になる前に体だけでなく心も変化することに気づいたのはだいぶ大人になってからだったのです。それを指摘してくれたのは、当時付き合っていた彼でした。

 

やけに喧嘩をする、やけにイライラする、やけに落ち込む。

 

そういった状態を自分のメンタルコントロールができないせいだと、そういった性格だと思っていたのですが、実は時期があった。それを毎日一緒に居たパートナーが気付いてくれました。

 

 

 

よく生理の話をしていると男性側から生理の時に何をして欲しい?という質問をもらったりしますが、特別に何かして欲しいわけではなくて、気づかせてくれたら嬉しい、とこの時私は思いました。自分では理解できないことを第三者目線だと気づけるものがあると思うのです。

 

イライラしている自分が好きな女性はいません、どうしたらいいか自分でもわからなくなっているのです。だからそんな時は、なんでもない話をいつも以上に聞く姿勢をとってくれたり、あったかい飲み物を一緒に飲む時間を作って気づかせてもらえると嬉しいのかなと思います。

 

人によって感じ方はそれぞれなので、相手と話し合って欲しいなと思います。そういったパートナーとの関係を特集している記事を読んでみると、すごい旦那さんがいらっしゃったのでシェアします👇

laundrybox.jp

 

スポーツをしていると、調子の良し悪しが特に分かりやすいと思います。ランニングの場合、いつもと同じように走っているのにペースが上がりにかったり、股関節の動きが悪くてよけいにエネルギーを使って疲れたり。

 

私はメンタル的に、今日は走りたい気分じゃないなって、すこし気分が落ち込んだりします。特にレース前だったり、練習メニューを決めているとそれが実行できないってのがまたストレスになったり。。。

 

だから私は毎日のメニューを決めず、10日間でやっておきたいトレーニングを決めておきます。例えば、走り込み期間であれば50km走は必ずやりたい、と決めておいて、候補日を水曜日と土曜日、ってな感じにこの日、じゃなくて候補日にしておくのです。

 

そうすれば当日不調だった場合にも気にせず休めるようになりました。まったく動かないとまた身体の機能的にむくんだり、身体の動きが鈍ったりするので最低でもウォーキングや自転車、階段の上り下りなどはしますが、本当につらかったらストレッチだけでも行う。

 

そうやって身体に向き合ってると、調子も必然的にもどってきます。PMSも毎日きついわけではなくて、日によって今日は行けるな!って思える日もあるし、私の場合、生理の10日前からPMSになることが多いので、10日間の融通期間を設けてますが、人によってこれも違うので、自分がどうなりやすいのか知っておくのはとても大事だなと思います。

 

本も紹介しているのでよかったらぜひ👇

 

 
 
 
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