先日ポラールの新作発表イベントにポラールアスリートとして参加させていただきました。
この時期なので、オンラインでの発表会に緊張・・・フェイスシールドも初体験の中、新作ウォッチの使用感について話させてもらいましたので、ここでも何度かに分けてシェアさせていただきます。
今回のウォッチはビギナー向けではなく、すでに走ることは習慣化されておりもっとレベルを上げたい!目標に向かって頑張りたい!という方向けのポラールの中でも最上位モデル。
ランニングパフォーマンステスト
目標に向けて結果を出したい!そんな思いでトレーニングメニューを考える際、押さえておきたい大事な項目の一つに”運動強度”があります。
簡単にいうと、体を絞りたいという目的であれば最高心拍数の60〜70%程度でのジョギングが良いって言われたりします(いろんな方法があるけどね)。また、フルマラソンで3時間切りたいってなると80〜90%の筋持久力アップのためのインターバルやレペティションなどのトレーニングが必要だったり。
そういったメニューの強度を決めるのに、目標タイムから逆算した時に使用される最高心拍数。一般的には年齢を基本に公式で求めて使われるのですが、これが個人差が大きくて厄介者。
最も簡単な算出方法は220-年齢。20歳の人だと最高心拍数は200拍/分。50歳の人だと170ですよって値なんですが、年齢が上がるに連れ、この差が大きくなってきます。その差を埋めるために206.9-0.67×年齢という公式も出ましたが、これも同様なんです。
だからできれば専門施設で測定を・・・という話をしていたのですが、それが今回の新商品なら測れちゃうよ!ってことなんです。
上のグラフがポラールのランニングパフォーマンステストを行った時の心拍数。
下のグラフがトレッドミルを使用して呼気ガス分析でVO2maxの測定を行った時の心拍数。
何をみたいかというと、こういったテストって、まずは心拍が徐々に上がっていくことが大事なんですが、一気にあげてもデータの信頼度が悪く、ダッシュで心拍をあげようとしても持久的な心肺能力のテストにはなりにくいんですね。
歩き→早歩き→ジョギング→全力疾走という徐々に速度を上げる調整が必要なんですが、Vantage V2ではその人の心拍数に合わせて速度調整を決定してくれ指示してくれます。
この速度調整が難しいのかなって思ってたのですが、指定の速度の前後1分の幅があるので、ペースコントロールが下手、苦手、ひとりで出来るのかな、と不安になっている人も安心して取り組めると思います。
スピードについていけなくなると計測は自動で終了されます。
このテストから、最大有酸素スピード、最大有酸素パワー、最大酸素摂取量が計測されます。さらに心拍ゾーンやスピード、パワーゾーンが更新されて、より目的に沿ったトレーニングメニューを提案してくれるようになるのです。(ポラール賢い!)
ちなみに、あんまり出したくないけど。。。今の自分を見つめ直す意味で。笑
ここまで落ちてしまうとは自分でもびっくりでしたが、トレーニングをこのコロナで変えていき、あえて最大強度の運動を避け、基礎持久力を上げるためにマフェトン理論に取り組んだので、当たり前といえば当たり前の結果。
マフェトン理論についてはこちら👇
ちなみに、呼気ガスの測定で行った最大下の結果は伸びていたので安心。
自分でどれだけ追い込めるか、という点は残るものの、このコロナの状況で近所でここまでしっかりとした自分を把握するテストができること、また金銭的にも厳しい人にとっても手軽に簡易的に測定できるいいツールだと思います。
呼気ガスによる測定をする利点について👇
同様にサイクリングパフォーマンステストも実施可能になったので、こちらもぜひ自転車メインの人はチャレンジしてみてください。
他にもいろいろな特異的な機能が付いているので、引き続き紹介していこうと思いますのでお楽しみに。
メディア掲載情報
RUN HACK https://www.runhack.jp/24289
Smart Watch Life https://www.smartwatchlife.jp/13645/
GIZMODE https://www.gizmodo.jp/2020/10/polar-vantage-v2.html
マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20201017-polar/
MELOS https://melos.media/training/64415/
女性アスリートとして、大学院で学んだ山の運動生理学について、環境問題についても、トレイルランニングを通して得た情報を発信していますので、よかったら下の画像をクリックして応援してください♩